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生きてるし死んでるし

bushmind.jpg

昨年末、ECDが12時間フロアをジャックした日、遊びにきていた旧知のウスイ君に会った。
「いやあ、メジャー・デビューおめでとうございます」
もちろん冗談で言ったのだが、単純にうれしかった。エイベックスから出すからとかじゃなくて、彼の作った音楽がちゃんとまとまって聴けることが。そして先月リリースされたウスイ君ことブッシュマインドの『Bright In Town』(TAD SOUND)は僕の期待に違わぬ出来だった。
やけのはら、YO!マイキー(2MUCH CREW)、マイク・クラーク、DJ NOBU、TAC-ROC、SONICなど有名無名共通項さえあるかわからん多彩なゲストが入り乱れていながら、しかも曲によっては本人は参加していないにも関わらず、ちゃんとブッシュマインドの世界観が打ち出されたコンセプト・アルバムとして完成されているところに参ってしまった。
その世界観とはブッシュマインドというアーティストとしての精神性とかスタイルや主張というよりも、自分以外の世界、その眼に映る光景をどう見るかだ。それはディス・ヒートをバラして、サイケデリックとインダストリアルという二律背反のファクターを通して、サンプラーで組み直したような(大きなお世話?)トラックメイキングで音楽に置換されていく。特にやけのはらが参加した「Day Dream」は、まさしく自分と自分以外の他人が世界を共有し、音と言葉で表現された曲だと思う。

j-dilla.jpg
最初、ブッシュマインドのアルバムをレコード屋で手に取ったとき、装丁の感じと帯に27曲のクレジットが記載されているのを見て、なんとなくJ・ディラの『Donuts』を思い出した。
実際、インタビューを読むと影響を受けたアルバムとして挙げていて、やっぱりなあと思っていたら、偶然にもブッシュマインドがメジャー・デビューした同じ日(正式には1日違うのだが、時差や発売日より早くレコード屋に並ぶことを考えたら同じようなもんでしょ←強引)、J・ディラの遺作集『Ruff Draft』がストーンズ・スロウから出た。

同タイトルの12インチEPに未発表曲とそのインストをくっつけた寄せ集め感あふれるものだが、12曲目の「Wild」が掃き溜めに鶴というか。いや、他の曲もいいんだけど、変態ぶりが群を抜いている。自分で叩いたかのようなドタついたドラム・ブレイクとギターのループの上に子供の声とラップが乗るという、まるでムーンドッグが入れ替わりに生き返って、ヒップホップめいたモノを作ったかのような未知の音楽が繰り広げられている。僕はJ・ディラ/ジェイディーの作品もすべて聴いてるわけでもない。リリックの内容だって聞き取れていない。ただ、これだけは言いたい。
「一体、アンタは何を考えて、これを作ったのか?」
GGアレンみたいにホルマリン漬けにされて保存されてるわけではないだろうけど、様々な未完成のアイデアがたくさん詰まっていたであろう、ヤツの脳を一度覗いてみたいと思ってしまった。
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RECORDer編集長。
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