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とりあえずグッドミュージックであればエエやん?

illreme_h1.jpg  
イルリメ『360°SOUNDS』(カクバリズム DDCK-1021/2010.4.21)


サンプラーのボタンを押せば、とりあえず音楽の断片が流れる。それを押しっぱなしにすれば、その断片はループして音楽らしきものへと相成る。しかも、そのサンプルは別に自分が作ったものではなく、メルト・バナナ、シリコン・ティーンズ、カール・クレイグ、ブラック・サバスといった他人が作った音だろうと構わない。とりあえずラッパーとして世に出たものの、それはそれ。ジャンルが...なんてさらさら関係ない。音に自分の声が乗って、それがグッドミュージックであればエエやん? というのが、イルリメ=鴨田潤の原点なのではないかと思っている。10年近く前、初めて彼のライブを観て、作品を聴いて勝手に感じてきたからそう決めた。

そんなイルリメの新作のタイトルが『360°SOUNDS』となったのは、まさしく、さっき書いたような原点への回帰であると思う。まず、ここに収められた5つの曲は曲調こそ違え、根底にあるのは、人が聴いて楽しんでくれる音楽、心をエキサイトさせる音楽、感じさせる音楽、つまり、その一つとしてのダンスミュージックなのだと思う。特に4曲目の「WE ARE THE SOUND」にそれを感じた。
「やっぱり俺は音に夢中/たった今、君も音に夢中/夢中になったら始めとけ/その気のある奴、音鳴らせ/次の時代がやってくるぜ」。
ゲットーハウスをベースにワイルドピッチ風のドラムロールが延々と繰り返される躁病的なトラックの上で、イルリメはラップする。

テクノでもヒップホップでもパンクでもロックでもポップでもなんでもいい。その狭間で巻き起こる混沌の中に身を置きたがっている。そして、自分が常にそこにい続けていることを自負してだろう、こうもラップする。
「イルリメで踊れるなら/君らの頭は柔軟だ/キッカケはいつも転がってる/引き金引くのは俺かもな」

本作はどれもが楽しくて踊れる。でも、その実は「俺はこれをいいと思う。じゃあ、お前はどう思う」という思いを突きつける、挑発的でスウィンギンなダンス・ミュージックなのである。

追記:2年前に僕がDJブースに入って撮ったもの。つまりはこういうことだと思うので再掲。





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